光コラボのIIJmioひかりへの転用 SIMとセットのmio割で600円/月でおトクに快適に使えるか調べる

スマホと一緒に自宅のネット代の見直し mio割で通信費をまとめ節約!」と、IIJmioのホームページにIIJmioのSIMを買い、IIJmioの光コラボレーションをまとめて契約するとおトクになるとうたわれている。IIJmioひかりを契約することを視野に入れてIIJmioモバイルサービスに加入したが、それが最適な選択なのか調べてみることにした。

 

1.ネットでの口コミや評判を調べる

Googleで「IIJmioひかり」をキーワードにして検索したところ、次の書き込みがあった。

  • IIJmioひかりはほんとうに使い物にならない。
  • IIJmioひかりの回線速度が低下している。
  • IIJmioひかりが遅すぎる。どうにかならないのか。
  • IIJmioひかりは本当に死ぬほど遅い。
  • IIJmioひかりの利用を開始しました。驚きの速度低下です。
  • 特定のサイトの読み込みが極端に遅い。 
  • 速度が前のプロバイダよりも速い。
  • 回線速度は変わらない。

 いい評価より悪い評価を記載したページが多い。サービスに満足している人は、あまりモノは言わないことを考慮すると悪い書き込みがあるからといって、そのまま鵜呑みにしてはならない。しかし、自分が悪い評価の境遇に陥るかもしれない。そうなってしまうリスクをできるだけ排除する必要がある。

口コミの内容を整理すると次のポイントがあることがわかる。

  1. 速度低下は、NTTフレッツ光サービス全般の事象である。
  2. 地域によって遅延する場所がある。
  3. 同一地域でもプロバイダによって速度差がある。
  4. 速度が遅い場合は、ボトルネックをバイパスすることで速度低下を緩和できる。

これらのポイントは、IIJのエンジニアによる公式ブログ「

てくろぐ: IIJmioひかりの混雑の理由とバイパス手段(IPoE・DS-Lite対応)

でその裏付けを確認することができる。

そこで自宅のネットワーク環境と上記4点について照らし合わせる。IIJmioとの契約は、FiberAccess/DFサービスである。また、NTT東日本の契約は、”フレッツ光プラン2 VDSL方式”である。いまのところ、速度低下を感じたことがなくYouTubeの動画やWebページの閲覧で、不満をもったことがない。ただし、スピードテストなどで速度を測定したこともなく、その必要すら考えていなかった。1から4のポイントから推察すると、IIJmioひかりが、NTT東日本との契約をIIJが代行し1本化されるだけで、FiberAccess/DFサービスと同じ設備で転用されるのなら速度低下の心配はないといってよい。この点について、IIJmioのサポートセンターへ問い合わせることにした。

2.IIJmioサポートセンターへIIJmioひかりのサービスについて聞く

固定電話については、アナログ加入電話であるため、IIJmioひかり電話も合わせて契約することと、契約後に速度低下が発生したらボトルネックを回避するため、IPoE + DS-Liteの環境をIIJmioのサービス内で提供してもらえないかも合わせて聞いてみることにした。以下、質問と頂いた回答である。

Q1.IIJmioひかりとFiberAccess/DFの違いについて教えてください。
mioひかりはNTTのフレッツ光とどのような違いがありますか | IIJmioを確認してもよく分かりません。現在の下り速度については満足しており、IIJmioひかりへ転用することで、接続環境等が変更になり速度低下の恐れがあるのかが心配です。

A1.IIJmioひかり、及び、IIJmio FiberAccess/DFサービスの違いにつきましては、ご案内が多岐となりますので、本件についてはお電話にてご案内を差し上げたく存じます。大変お手数ではございますが、契約者ご本人様よりお問い合わせいただきますようお願いいたします。


Q2.IPoEオプションでの使用も検討していますが、ひかり電話対応ルータとしてPR-500KI/PR-500MI をお借りした場合、DS-Liteに対応であればIPoEを利用可能と考えてよいでしょうか。

A2.この度ご連絡いただいた機器(PR-500KI/PR-500MI)については、DS-Lite非対応となりますので、IPv4/IPv6 IPoE接続をご希望の際は、お客様にて対応機器をご用意いただく必要がございます。

 この2つの質問で分かったことは、メールではIIJmioひかりのサービスについての詳細は教えてもらえないといことと、新たにDS-Lite対応機器を購入しないと、IIJmioひかり IPoEオプション|IIJmioひかりを利用してIPv4通信をすることができないということだ。ちなみに、使用中のバッファロー製無線ブロードバンドルータは、DS-Lite対応機器ではない。なお、レンタル機器は、IPv6 IPoE接続に対応しているので、IPoEオプションでIPv6 IPoE接続の利用は可能である。

 

3.IIJmioサポート窓口に電話で問い合わせる

 IIJのサポートからメールで回答をもらった週末にメールに提示されたナビダイアルへ電話した。女性のオペレータが対応してくれた。

IIJmioひかりとFiberAccess/DFの違いについては、電話でご案内いただけるとメールで回答をいただいています。現在契約しているFiberAccess/DFサービスの速度には満足していますので、IIJmioひかりに転用しても同じ設備であれば速度低下の心配がないのですが」と、メールで問い合わせた内容をそのまま聞いてみた。するとオペレータの女性は申し訳無さそうに「たしかに速度低下が発生している地域があるようです。(中略)IIJmioひかりとFiberAccess/DFの設備は同じではありません」と、答えた。最も重要なポイントなので念の為再度確認すると、「IIJmioひかりとFiberAccess/DFは別です」と、期待した答えをもらうことはなかった。

IIJmioひかりに転用することで、FiberAccess/DFと違う設備となり速度低下が発生するリスクがある。もちろん、速度低下は起こらないかもしれないし、今以上に快適かもしれない。しかし、リスクが存在する以上、IIJmioひかり以外のサービスと比較検討し、リスク評価を行ってよりリスクを回避できるサービスと契約したいと考えるようになった。


次に、フレッツ光で契約できるプロバイダとケーブルテレビのインターネットサービスを比較検討することにした。

 

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